母。

今の夫と付き合い始めた当初、夫の母というのが田舎者で、1人で電車にも乗れずどこにも出かけられず、すぐメソメソして、自分の夫に蔑まれても暴力をふるわれても我慢して、子供に泣き言を言い、ジッと我慢して家事をやり、すごく世話焼きでなんというか嫌だった。

なんでだろうと考えると、アタシの母は東京生まれの東京育ちで学生運動なんかにも参加しちゃったりして、働かない夫を捨てて、子供を放ったらかしにして新しい恋にはげみ、稼げない自称芸術家の為にせっせと働き、子供には女も働け!自律せよ!と言い、自分のために生活を組み立てる女だった。

義母とは正反対の家庭的ではない女。

そんな自分の母親を一時期は女性としてカッコイイとおもったりしていた事もあった。

故にメソメソと人の言うなりになっている義母を自立心のない女性だとあきれた目でみていたのかもしれない。。。

まぁ義母がそれでとても出来た女性かというとまたそうでもなくて、義父が亡くなった後たいそうなお金が入った義母は静かにパチンコにいそしみ莫大な金額を注ぎ込みアッという間に貯金ゼロに。

その後も持っていた土地を売ってお金に変えてよい生活をしていた。

そうして20年くらい経って今ではまたカツカツの生活らしい。

でも、今、アタシは、義母が好きだ。

何があっても夫をアタシを孫を優先し、助けてくれる。

お金の使い方のビックリなところはあってもお金を持ってい時は息子にワタシ達に孫に惜しみなくお金を落としてくれる。

アタシの母は何があっても何がなんでも自分を優先する。

ワタシが結婚式をあげた頃母も自分の両親を亡くし結構な遺産を引き継いだのに驚くくらい何もしてくれなかった。

でもその頃は別に母のお金だしそれでいいって心底思ってたんだ。

 

そして、あんなに女は働け!とか言ってたのに結婚してない独り身の妹と比べ、自分の自尊心を満足させる為に、子供を産み育てなんとなくまともそうに暮らしているアタシを長女はしっかりした家庭を築いていて、みたいなかんじで周囲に見せびらかす。どんなにワタシが体調が悪かろうと忙しかろうと流産しかかっていようと親戚の集まりには来いという。

 

流産しかかってる時に東京から長野まで車で連れてかれた時には夫も義母もカンカンだった。

でもその時は母が正しいと思ってたから。

行った。

 

この話しはまた今度。